濃い密
ちょうど3年前、まだコロナ前、東京に出戻ったときに再び復活した毎日のルーティンは「通勤」。苦痛でした。東京の人口密度はただでさえ高いのに、朝の通勤になるとこれがさらに何倍にもなります。「地球上他に例をみない」というレベルだと思います。これがコロナで大きく変わりました。少なし大企業では必ずしも毎日会社に行かなくていいということになり、リモートで大概のことは回ってしまうことも証明されました。コロナなかりせば絶対に起こりえなかったこと。毎日2時間内外をこんな苦行に費やしてた日々がいま振り返ると信じられない。総じて結構なことです。サラリーマンを卒業した今だからこそいえることですが。他方、そこまで大変な思いをしていった先の会社生活はある意味「生活そのもの」というか、毎日同じメンバーと顔を合わせ、他愛のない話をし、相談に乗り、ランチをいっしょにし、夜は呑みにいき..と、もうそれは「濃密」としかいいようのない時間を重ねていたわけで。この濃密さは絶対にオンラインでは代替できません。そもそも会社って濃密じゃなきゃいけないのかと言われると、濃密が前提だった世を生きてきた私は若干たじろぎますが、でもこれから先どんどんオンライン化していく反動として、「濃密」な関係性を部分的にでも求める動きがきっとこれから起こってくる気がします。
IT活用を推進する立場にあり、事業者さんにはリモートだ非対面だと言いながら、自分自身は面と向かったコミュニケーションを好む矛盾を抱えています 笑
どちらもメリットデメリットあるのを理解して、その会社や担当している業務毎に最適な形を模索しなきゃなんでしょうね…