昔の思い出

僕が社会人になった80年代中盤にはまだPCは職場には普及はしていなかった。当時、役員会議とかの大事な資料はA3の真っ白い紙の上に、鉛筆と物差しで、まるで壁新聞を書くように「創作」していた。上からコメントくるたびに手書きで書き直しさせられた。とても対応しきれないコメントが出たときは全部書き直しだった。いま考えると生産的とは言い難い、時間ばっかりかかる作業だった。まるで石器時代だ。でもとても職人的な作業でもあった。やり直し、手戻りを最小化するにはできるだけ読みやすくわかりやすく伝わりやすくすることが欠かせなかった。字もきれいなほうがいいし、練習もした。言葉のリズムも大事にした。作った人間のセンスや品格まで資料を通じて伝わる時代だった気がする。手間暇はいい修養になったのかも。単なるノスタルジーかもしれませんが。

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