栄枯盛衰

昨年の日本国内の自動車の登録車(軽自動車じゃないやつ)の販売台数が2年続けて300万台を切ったというニュースが気になって、少しデータを整理してみた。1968年、モータリゼーションの黎明期からの国内の乗用車の販売台数推移。バブル期に年間600万台のピークをつけてから30年かけて半分以下に。これをみれば「クルマ離れ」が進んだ30年ともいえるが、かつてのエントリーカーの役割はどんどん高機能化する軽自動車や膨れ上がる中古車が担って、登録車は総じて燃費性能、安全性能、快適性能を各段に進歩させ高級化・高単価化している。もう登録車で新車が100万円台で買える世界はほとんどない。だから販売台数がみかけ上減っても販売金額的には昔よりもひょっとすると上かもしれない。思えばこのグラフで数字がちょうど400万台から600万台に駆け上がる80年代後半の需要拡大期に僕は自動車会社にいたわけだが、まぁあの頃は各社どこもバンバン新車出してたしテレビも新車のCMばかりだった。駄作のクルマもたくさんあった。それに比べればいまは随分成熟した市場になった。こうして50年分のデータを眺めるといろんなことが見えてきて面白い。

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