子どもの野球離れ

きのう「おはよう日本」のスポーツコーナーで「子どもの野球離れ」のことが取り上げられた。埼玉のプロ、アマの野球団体が加盟する「埼玉県野球協議会」の主催で西武ドームで小学生以下の子どもを対象にした野球教室が行われたというニュース。西武球団はこれまでにもいろんな野球振興をやってきたが、団体の垣根を越えて開催するのは初めてのことらしい。背景にあるのは深刻な「野球離れ」。平成23年度に約28万人いた中学の軟式野球部員は令和3年度には約15万人とほぼ半減したと紹介されていた。野球離れのことは実際言われて久しい。93年にJリーグが始まってからは少年野球は常に少年サッカーと選手の争奪戦だった。しかし野球はいまだに日本ではスポーツ界の生態系の頂点にいるように見える。プロ試合のテレビ中継も地上波こそ減ったがいまだに多いし、プロ選手の報酬水準は他のスポーツと比べても段違いに高いし、球場は全国で整備され立派なものがあちこちにあるし、プロの新球場が次々建設されているし、プロ球団のファンサービスや野球振興の取り組みは以前と比べてこれまた段違いに積極的だし、大谷、菊池、鈴木誠也はじめ大リーグで活躍するヒーローも次々出ているし…等々。これだけプラスの要素があるのに衰退しなければならない理由はにわかには見当たらない。なんでだろうと少し調べてみたら、やはり原因は「昭和の指導法」にあるみたい。以下ある記事からの引用。「実際、賢明な親は子どもに野球はやらせないという選択を始めています。そもそも野球はミスが付き物のスポーツであるにもかかわらず、空振り三振をしたら「黙ってそのまま立っていればボールなのに、なぜ振るんだ!」と叱られたり、逆に見逃し三振をしたら、それはそれで叱られたりと、そんな場面を目の当たりにすれば、野球を敬遠して当然でしょう。また、親御さんに過度な負担となるような当番制度がまだまだ残っていますし、さらには腰や肩、肘の関節などにかなりの負担がかかるスポーツであるため、小学生の頃からたくさん投げさせられた投手は、中学校、高校に進学する頃にはまともに投げられなくなっているケースも珍しくありません。こうしたリスクを鑑みると、他の競技のほうが魅力的に見えて当然と言えます。」(「ヤキュイク」https://baseballking.jp/ns/260186) なるほどなぁ。やっぱ、ここでも出てきた「昭和」と「令和」の大きな壁。学校教育と似たような構図だ。野球は市井の指導者が多いが、みんなスポ根型-鉄拳と根性論だからなぁ。自己肯定感と成長を大事にする令和の時代には全然合わないというのはよくわかる気がする。しかし、大好きな野球がこのまま衰退するのは見過ごせない。どうか、令和の時代にあった少年スポーツとして変革してほしい。

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