100年カレンダー

とある研修で「100年カレンダー」というものをもらった。自分が生まれた1961年9月から始まり100歳を迎える2061年8月までの1200ヶ月=3万6500日相当が升目に示してある。そしてもらったものには、市販品の100年カレンダーにはない、平均余命から導かれる自分の「推定死亡日」が記載してあって、「2046年9月4日」とある。きょうからあと約8831日後だ。そうか、もう1万日もないのか。人生の有限性を感じるには十分に面白いツールだ。人間、いついつ死ぬということがわかっていればもう少し計画的にいろんなことを段取って準備できるのだが、残念ながらそんないつ死ぬかなんてわからない。結局、仕事人間は現役の勢いのまま他の大事なことを犠牲にして生きてしまうもの。9か月前に還暦を迎えた自分など、独立初年度ということもあって最近は現役時代以上に忙しいというか落ち着かない日々を過ごしている。いまの60歳なんて自分で言うのもナニだが、昔の60代より確実に身体も心も若い。定年が事実上70歳になってしまうのも実感としてわかる。だからといって現役時代の延長のような生き方だけをしていたのではやっぱいかんのだなとこれをみながら思った。「どういう人生でありたいのか」「死ぬときはどうありたいのか」忙しさにかまけて向き合いきれていないこの問いにたまにしっかり向き合う必要がある。

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