若き指導者

辞意表明したイギリスのジョンソン首相の後任選びのための与党・保守党の党首選。決選投票に進む2名が決まったと。インド系英国人のスナクさんというゴールドマン・サックス出身の金融マンと、トラスさんという現在外相職にある女性。スナクさんは42歳。トラスさんは46歳。スナクさんの経歴はすごい。祖父がインド出身で60年代にイギリスに移住。本人は1980年生まれで、オックスフォード大→スタンフォード大MBA→ゴールドマン・サックスという華麗な経歴。政治家になったのは2015年。昨日のことだ。一方、トラスさんはスナクさんより5歳上の1975年生まれ。オックスフォード大学を卒業しロイヤル・ダッチ・シェルに入社。その後、ケーブル・アンド・ワイヤレスに転職し、そこで会計士の資格を取得したと。国会議員になったのは2010年のこと。イギリスに限らず、最近欧州は政治リーダーの若年化が著しい。5月に訪日したフィンランドの首相は36歳の女性。レジ打ちしていたという話で有名。フランスのマクロン大統領は1977年生まれの44歳。翻って我が国。国会議員歴が5年、10年でしかも40歳代の人が自民党の総裁選に出て首相になれるかというと、凡そ、「絶対」といっていいほど、考えられないことだ。県会議員として下積みやって、永田町で下積みやって、党の派閥の中で汗かいて頑張って、ようやく大臣になるのは50代後半から60、70代。若手と言われる河野太郎氏はもう59歳だ。河野太郎氏はいいリーダーだと思うが、総じて日本の政治家この10年、20年本当に著しく劣化した印象。このことが多くの人が政治に希望が持てなくなっている理由になっていると思う。この彼我の差は何なんだろう。若かろうが年寄りだろうが、国民・国家に対していい仕事をしてくれればいいのだろうけれど、欧州での政治の世代交代は強烈かつ超速だ。多様性というものがもつダイナミズムなのだろうか。何か茫然とする思いだ。

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