遠い道のり
昨日8月6日はソニー時代の後輩が福岡出張のついでに熊本まで足を延ばしてくれた。7年ぶりの久々の再会。夜はカープファンの居酒屋gogobarで楽しく阪神戦をテレビ観戦しながら楽しい時間を過ごした。昼間は猛暑の中熊本城に二人で行った。猛暑のせいか人出は少なかった。熊本地震後に熊本城に行くのは今年5月に次いで2度目。天守閣は昨年復旧。昭和35年に建てられた天守閣は鉄骨鉄筋コンクリート建造物で重要文化財ではなかったので早く復旧できた。天守の中はエアコン完備、エレベーターも設置され、快適。ミュージアムとして展示も充実していて、入館料の800円は高いと最初一瞬思わなくもなかったが、この内容なら納得の値段。しかし園内はあちこち大工事中で復旧にはまだまだ相当の道のりだということが行ってみて初めてわかる。2016年の熊本地震では石垣全体の約3割が被災、あちこちで崩落した。その面積は8200平方メートルといわれている。90m四方の広さに相当する。崩落から復旧した石垣はまだ10分の以下。積み直しが必要な石は10万個を超えると言われている。気が遠くなる話で、実際みてみるとそのことがよくわかる。場内の復旧がすべて完了するのは2037年度。あと15年だ。