マンガ県くまもと
来年4月にお隣の高森町の高森高校に「マンガ学科」が開設されるという話。プレスリリースは5月だったが最近まで知らなかった。公立校では全国初らしい。熊本県は「ONE PIECE」の作者・尾田栄一郎氏の出身地で、その他にも有名漫画作者を輩出していることから「マンガ県」を標榜しているらしい。「ONE PIECE」…Wikiによれば、「週刊少年ジャンプ」で1997年より連載中で現時点の累計発行部数は、国内累計4億1000万部、世界累累計5億部を突破しており、「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」としてギネス世界記録に認定されている….そうだ。… いまさら「ONE PIECE」1ページも読んだことがありません、とは言いづらい感じになってきた。ま、それはさておき、「マンガ学科」、すごく意欲的な取り組みで、これぞ地方創生っていう感じだ。チラシには「マンガ家や編集者から直接指導でプロデビューのチャンス!最新PCやペンタブレットで学べる!(校内に専用PC室整備)マンガ出版社コアミックスの第2本社(高森町)でもマンガ制作活動が可能!校内にデッサン室整備!」とあって、かなーり本気の感じ。マンガ家志望の子にとっては垂涎の的では。加えて、高森町は町営の寮を建てる計画。高森町はいよいよ来年夏、南阿蘇鉄道が全線で開通、熊本市内や大津町からも通えるようになる。本当にすごいプロジェクトだ。過疎地が人口流出し続ける原因はシンプルだ。学校がないのだ。若い人や子ども持つ家族がそこに住む理由がない。こうして尖った学校、スペシャリティのある学校があとに続けば、人口減少にも歯止めがかかるかもしれない。