三谷ワールド

「鎌倉殿の13人」があと5話で終わってしまう。物語はいよいよ来週「実朝暗殺」という佳境を迎え、その後は一気に「承久の乱」に突き進む..筈。僕もそうであるように既に12月18日放送の最終話のあとに猛烈な「ロス」に襲われる予感。なんなら来年以降も元寇や応仁の乱などを題材にあと数年続けてもらって三谷大河をもう少し観たい。史実をドラマにしているのになんでこんなに面白いのか、詮索するのは野暮の骨頂だが、とはいえやっぱ考えてしまう。その意味でこの記事は本人が語っているので「なるほど」な内容だった。(→スポニチ2022年6月5日記事「「鎌倉殿の13人」神回連発 三谷幸喜氏が語った海外ドラマの影響 脚本の進化と凄み キャストも「神業」」) それによれば今回の三谷ワールドの秘訣は次のようなことらしい: ①次週にどうつなぐか→「来週どうなるんだろう。次、早く見たいって思わせることがとても大事…」 ②台詞の妙→「今僕らが使っている言葉と同じ言葉を彼ら(登場人物)が使うことによって「あの時代は今の時代とつながっているんだ」っていうことを実感してもらえる…」 ③役者への課題出し→「芝居も最短距離で最高到達点まで行ってくれ、ということなので、いざ自分が芝居をするとなると、相当な技術なのか人間力なのか、武器になる“何か”が必要…」 こうしてきちんと整理されるとなにやら自分の仕事とも重なるヒントがたくさんある。いずれにしてもこれだけ多くの人が毎週ワクワクドキドキしながら同じコンテンツを観るっていったいどれくらいぶりだろう。間違いなく三谷ワールドの最高峰。あと5回。惜しむように観ましょう。

https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2022/06/05/kiji/20220604s00041000128000c.html

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