新聞消滅?

きのうクルマの中でラジオのポッドキャストを聞いていたら「朝日新聞の発行部数がついに400万部を切った」という話があった。朝日は800万部という数字が昔からアタマにあったので本当かよと思って調べたら本当だった。もっとすごいのは直近の1年で62万部も減っているという事実。この調子でいけばあと7年で発行部数がゼロになる。日経新聞のようにうまくオンラインに読者を移行させることができるところはいいが、朝日新聞の記事をおカネ払ってまでオンラインで読みたいとは思わない。インターネットが紙媒体を駆逐すると言われて久しいが本当に起きそうだ。というかもう起きているのだなぁ。僕らの世代にとって昔から新聞は「情報の宝庫」で新聞を読むことで世の中を知るという意識というか行動というかそういうのが染みついている。インターネット全盛、YouTube全盛の時代になっても新聞だけは宅配で購読するというのがもうHabit=染みついてしまってやめられない行動習慣みたいなものだが、吉田拓郎に代表されるあの団塊の世代が後期高齢者になって現役から退く時期を迎えたのと同時に新聞紙媒体の退潮が加速してきたのは偶然の符合ではないだろう。この情報過多の時代、毎日宅配される新聞を丁寧に隅々まで読む時間もなく、どうせ最後は括って縛って廃品回収に出すだけなら、もう要らないじゃんと思う人が増えても不思議ではない。いやー、しかし新聞がいよいよなくなるのか。「これも時代」とはすんなり割り切れない旧世代の独白でした。

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