受援力

東京に来た。診断士資格取得に向け猛?勉強をした日本工業大学専門職大学院の診断士養成課程で今年客員教授の立場で授業を受け持っておられる同期の方からのお声がけで図らずも彼女の授業の時間の中で卒業間近の5期生のみなさんの前で話をする機会をいただいた。わずか2年前は僕も課題宿題に追いまくられ超多忙だった。早いなぁ。もう2年か。あれから脱サラし、引越/移住し、開業し、と、目まぐるしい日々だったが、そんなこんなの体験やら雑感をお話しさせてもらった。果たして本当にためになったかどうかは別にして、たまにこうして人前でしゃべる機会をいただけるのはありがたい。日々なんとなくやりすごしたりモヤモヤしていることも言葉化することでアタマが整理できる。今回は「伴走支援」って何よ、的なことをいろいろ整理するいい機会になった。いまの世の中、「支援」する側のメニューや人材は増える一方だが、提供された支援が本当に力になるのかどうかは支援される側のreadinessというか、体制というか、capabilityによる。受け止める力がなければせっかくの支援は水泡に帰する。だから、支援の前に、もしくは並行して、支援を受け止める力を上げる必要がある。地震のときの復興支援の経験からずっとそう思っていたが、この1年さらにその思いが強くなった。支援を受け止める力。それを僕は「受援力」という言葉で昨日は表現してみた。どんな支援があったところで、結局答えはその事業者の中にしかない。事業者自身がその答えを見つけられるような手伝いが本当は求められている気がしている。

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