パンダ
東京生まれ東京育ちの上野動物園のジャイアントパンダ・シャンシャンが今日中国に送り返されるというので、その見送りに朝から大勢の人が駆けつけるというニュースが流れていた。マスメディアのカメラもすごい数だった。首都圏にいたとき何度か上野公園にシャンシャンを見に行こうかと思ったこともあったがいつも満員で事前申し込みとか抽選とかあったので面倒くさくてやめて結局見ずじまいだった。別にパンダに特別の感情もないこの僕が、一度だけたくさんのパンダをみたことがある。いまから8年半前の2014年の夏、中国・成都にある「成都大熊猫繁育研究基地」、通称「パンダ基地」、に行った。当時成都には仕事で何度も行っていて、たまたま休みだったのかなんだったのか忘れたが、夏の暑い日に行った。上野公園のガラス越しにチラっと見るパンダと違い、広い園内にもうあちこちにパンダがわんさかいて、ガラスも何もない、何なら手を伸ばせば触れられそうな間近なところでパンダを見ることができる。日本のパンダ好きは必見の場所。一度行ったらいい。言われなくてももう言っているかもしれないが。登った木から何度もすべり落ちるとか、運動不足のオヤジのようにドテ―っと寝っ転がって動かないとか、こういうのを愛くるしいとか可愛いとか思うのもわからんでもないが、こんな感じだとやはり絶滅を危惧されるのも致し方ないよなと思ったりした。パンダファンに絶対怒られるけど。