無用の長物
岸田内閣の支持率が上昇して不支持率を逆転との今朝の日経新聞1面の記事。さもありなんと思う。特に先週の1週間の外交成果は歴史に刻まれるほどに目覚ましかった。命がけでウクライナまでいった件は絵になって伝えられるとやはり重みがある。ウクライナ戦争が勃発した昨年は僕も含め日本国民に「明日の我が身」という危機感が広く共有されていたように思うが、日が経つほどに関心も危機感も薄らいでいく。WBC世界一でかつてない国民的ユーフォリア状態にあるいまはなおさら。そんな中でもこうして寸暇を惜しんで世界を駆けまわって日本の立場や考えを自ら発信するトップの姿勢を僕は頼もしく感じる。G7広島サミットが成功すれば、岸田さんの株はさらにあがるだろう。そうなればそのあとすぐに総選挙だ。それでいいんじゃないか。わけのわからない行政文書問題で国会の大事な時間を浪費したり、しゃもじがどうのこうのというくだらない問題を持ち出す立憲民主党はもはや無用の長物だ。全ての問題を現政府内閣の責任だとガキのように喚いていりゃいい彼らは、複雑に絡み合った問題を少しでもいい方向に解いていくことに1ミリも貢献していないし、する能力がない。野党の劣化こそがこの国の深刻な政治不信や政治無関心に直結していると思う。次の総選挙はそういう野党に対して退出の審判を与える機会であってほしい。