独裁者の本質

また「バタフライエフェクト」の視聴感想。昨日のテーマは独ソ戦。番組紹介には「ナチス・ドイツとソ連が戦った独ソ戦は、死者3千万を超える、史上最悪の犠牲者を生んだ。互いに不可侵条約を結び、開戦前日まで助け合っていた両国。しかし突如ヒトラーが奇襲を仕掛け、対するスターリンは全人民を動員して徹底抗戦した。2人の独裁者の激突は、次第に軍事的合理性を欠き、憎悪と復讐心のままに敵の絶滅を叫ぶ、地獄の戦場と化していく。プーチン大統領がウクライナ侵攻の拠り所とする独ソ戦、殺戮の記録。」… この番組の映像はいつもテレビで流せる上限ギリギリと思うけど、毎回食い入るように観てしまうのは「今」という時代を考えるのに本当に貴重な教科書のようなものだからだ。この独ソ戦でソ連は人口の16%を失ったとあった。信じられない数だ。ソ連がやったのは戦争の常識では考えられない絶滅戦争だとも言っていた。独裁者でなければこんなこと絶対にできない。独裁者とはどういうものか、その本質の一端をこの番組を観ることで知る。プーチンは独裁者スターリン系譜の継承者だ。大祖国戦争と呼ばれるこの独ソ絶滅戦争を美化し奉りこの21世紀に戦争を仕掛けている。ウクライナ戦争でロシア側の犠牲者は既に5万人以上と伝えられるが、3千万人死んだ独ソ戦に比べれば屁でもないとプーチンは考えているに違いない。習近平にしてもプーチンにしても人命を限りなく軽く考える独裁者に西側世界の人々の考える平和の概念は通じないのではないかとある種の絶望の匂いを感じてしまう。

独ソ戦 地獄の戦場 - 映像の世紀バタフライエフェクト - NHK

ナチス・ドイツとソ連が戦った独ソ戦は、死者3千万を超える、史上最悪の犠牲者を生んだ。互いに不可侵条約を結び、開戦前日まで助け合っていた両国。しかし突如ヒトラー…

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