人災

中日ドラゴンズが荒野の連敗街道を爆走している。負けるだけならよくある話も、内容が本当に悲惨。連日のサヨナラ負け。昨日は9回表に横浜に10点取られての大敗。しかも1人のピッチャーに70球近く投げさせ交代もしないしベンチから誰も行かなかったらしい。文字通り懲罰的晒し者扱い。こんな選手起用をしていて勝てるはずがない。監督は名遊撃手で鳴らした立浪和義。1969年生まれの54歳。体育会系シゴキ教育の洗礼を受けて育った世代。虐待受けた子が親になって自分の子に虐待をしてしまう悪循環が多いと聞くが立浪をみているとそれを思い出す。威圧と恐怖で人を動かす時代はとっくに終わったのに、そのことがわからず自身の考えや行動を変えられない。急激に変わりつつある「時代」についていけないダメリーダーの典型だ。立浪が監督をやっている限り中日は来年も再来年も最下位だ。カープの新井監督が稀代のコミュニケーションスキルを発揮して選手の心を開放し選手の自己肯定感とポテンシャルを引き出し、ケガ人続出の戦力制約の中でも堂々連日好ゲームを展開しているのと全く好対照。甲子園で決勝に勝ち上がった2校も結局そういうことだった。時代は変わったのだ。これはそのまんま企業/会社における企業風土・組織風土づくりや人事管理にも当てはまる。管理というより上と下のコミュニケーションが何より大事。ティーチングではなくコーティング/メンタリングのスキルを上に立つ人間はそれこそリスキリングして学ばないと。

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