mediocracy

ガソリン価格が上がってきているが、報道によれば政府はレギュラーガソリンの販売価格が全国平均で1リットルあたり180円を超えないようにするため、9月末で終了予定だった補助金を年内をめどに延長するらしい。そうか、やったー、と叫ぶ気にはとてもならない。エネ庁が公表している資料では、補助金なくば去年の実勢価格は200円をずっと超えてたらしい。ここに3兆円を超す補助金が既に投入されていた。補助金のおかげでマーケットプライスとは無縁の価格を国民はもう1年半も享受してきた。まだやるらしい。いったいいくらおカネを使うのか。ゆでガエルのお湯にお水を少し足すようなもので、全然何の解決にもなっていない。現実逃避。3兆円があったら子育て支援だって教育の無償化だって立ちどころに解決だ。ガソリン高いというならアメリカみたいに頑張って賃金上げて乗り越えればいい。あるいはシェアライドを認めて乗り合いを推奨すればいい。あるいは電気自動車におもいきり補助金つけてそっちを買えといえばいい。地球沸騰元年、本気でカーボンニュートラルをやんなきゃいけないときになんでガソリンの値段に何兆円も補助金をつけるのか。いったん決めたお尻を勝手に動かすのか。本当に凡庸な政治だ。ダメな国になっちまったもんだと思う。チャンスはピンチ。こういうときこそ脱ガソリンをやるチャンスなのに。東京、大阪でクルマに乗らない人はもっと怒ったほうがいい。

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