反社のような国

ALPS処理水の海洋放出問題で中国の国家的いやがらせがひどい状況になっている。昨日の日経新聞には識者のコメントとして「中国は台湾に関する問題を含めた日本のこれまでの行動に何か『制裁』を加えるタイミングを狙っていたのだろう。原発の処理水問題がその材料になった」とあったが、そのまんまその通りだろう。もう10年以上前の尖閣の騒ぎのときもそうだった。中国人云々ということとは全く別にして習近平が支配する中国共産党独裁政権は好戦的で抑圧的で一方的で非常識だ。彼らが国家として仕掛けてきている情報戦は結構悪質で、しかもSNSの時代だからフェイク情報も含めやったもん勝ちな時代なので日本政府には危機対応のレベルを何段階もあげてほしい。「こちらの言い分を向こうの政府や大使館にちゃんと申し入れました」的な平時の対応をアリバイ的にやっても何の意味もない。なんせ相手は「反社」みたいなもんだから。一番いいのはそんなヤツとは付き合わないことだ。いつも思うが、あんなにたくさん何万人も現地に駐在員がいて、すわ台湾有事となったら、どうやって帰国するんだろうか。無事に出国できるはずがない。きっと人質にとられる。何の罪もないサラリーマンが大挙してみなスパイの濡れ衣着せられて一瞬にして収容所にぶち込まれる。そういう国だもの。いずれにしても、こういう有事のときの政府の対応ってどうもお公家さん的で見ててイライラする。経産大臣がやたらシャカリキになっているが、なんか政府全体、国を挙げて、的な風に見えない。APLS処理水の情報発信ひとつとっても、政府のやり方は本当にイマイチだと思う。経産省のホームページに特設ページが開設されていて、そこにアップしてある5本の動画全部見たがわかりやすかった。なんでこれをもっとテレビ媒体も使って告知しないのか。他の省庁や内閣府からこの特設ページへのリンクを貼らないのか。なぜもっと国民を味方につける情報戦をやらないのか。経産大臣だけがカッコつけてテレビの前で見得を切ってるだけじゃないか。台湾有事になったらこの比じゃないことが起きる。本当に大丈夫か。

ALPS処理水特設ページ(経産省)>> https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/hairo_osensui/shirou_alps.html

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