大物

昨日夕方、たまたまつけたNHKテレビが「「侍たちの栄光〜野球日本代表 金メダルへの8か月〜」という年末のBSの再放送だった。都合100分の番組だったが、結局最後まで食い入るように観てしまった。東京五輪の代表チームのスタッフのハンディカメラに収録されたもので、監督や選手の普段絶対に見れないようなバックルームがよく記録されていて超面白かった。中でも、ヤクルトの4番、熊本出身の村上正隆のありようは出色だった。村上は高卒ルーキーでまだ4年のキャリアだが2年目からヤクルトの4番に座り既に本塁打通算100本超。一度神宮球場で生でたぶん2年目だった彼のバッティングを見たことあるが、ものすごく「打つ雰囲気」を持った選手で驚いた。その村上が侍ジャパンの真ん中でチームに間違いなく明るい空気を作っていたし、何より決勝戦のあのホームランは、研究の末の相手選手のクセを盗んでの、ある意味「必然」のホームランだったことがわかった。21歳であれだけベンチから声出しして先輩にも声かけするなんて出色の大物だ。高卒4年目の「若造」がリーダーとして振舞えるのには、やはりヤクルト監督高津臣吾の自由闊達を重んじる指導方法があるはずだ。根性といじめとパワハラで野球に限らず日本のスポーツ界は多くの才能を無残につぶしてきたはずだが、村上のような大物の才能が開花し生かされるのは喜ばしい。

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