新VFX

三谷幸喜脚本の新しい大河ドラマが始まった。もうむちゃくちゃ新鮮で面白かった。2022年の日曜日夜8時はこれで決まりだ。ドラマの行方も気になるが、気になったのは「インカメラVFX」という新しい映像制作の手法。昨日も「あ、これがそうか」というシーンがいくつかあった。「インカメラVFX」というのは、スタジオに巨大なLEDウォールを組み上げて、そこにリアルなCG背景を投影して映像撮影する新しい手法だそうで「現実のカメラで撮影しただけで合成済みの完パケを得られる」ことを目指したのだそうだ。普通、映像制作はスタジオセットか屋外ロケかのいずれかで演者が実際にそこで演じるわけだが、VFX全盛の時代になってからは演者がグリーンバックの前で演じてポスポロといわれる後工程でCG画像を合成して完パケ映像をつくるワークフローになった。これだとどんな時代のどんなシーンも巨大な費用をかけて実際のセットを作らなくて済むので、コスト的には劇的に下がったが、演者はいったいいま自分がどんなシーンで演じているの皆目わからないのでそうとうやりにくかったはず。今回のインカメラVFXは、演じるときには後ろのバーチャル映像はもうできていて、演者も撮影スタッフも完パケ映像の最終のイメージを共有しながら撮影することができるという。季節や時間帯関係なくまたロケ移動も不要、まさにコロナ禍の申し子のような映像制作技法だ。LEDがコンサートなどのイベントで使われ始めたのが15年前くらいだが、カメラで寄っても細かいドットが気にならないくらいまで高精細化したということ。ここまで来たかLED。時代の進歩を実感。

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