ソウルフル

広島県人のソウルフードといえばお好み焼き。そのお好み焼きの老舗「みっちゃん総本店」が身売りした。買い手はなんと「広島マツダ」。マツダ車の販売店だ。コロナ禍で飲食店はどこも存亡をかけた戦いを強いられているが、みっちゃん総本店も例外ではなかったよう。発表によれば、広島マツダの会長、みっちゃん総本店の現社長、そして、みっちゃん総本店の創業者の息子さんの3人は中学・高校で同級生だったそうで、その創業者の息子さんが早世され、創業者に頼まれて、小林さんという現社長はみっちゃんに入社したという、いわくつきのご縁があったらしい。みっちゃん総本店の社長のコメント「どんなことが起こっても向こう100年続けていける。みっちゃんの名前を後世に残すことと味を残していく。大きなバックボーンを得たかった」広島マツダの会長のコメント「広島の心、魂であるお好み焼き。両社が一緒になって広島の経済や文化を守っていく」… 読んで字のごとく、もはや理屈を超えて情念・想いの世界だ。しかし、よくわかるし、染みる。もういまのこの飲食店危機、観光業界危機自体理屈を超えている。経営を失敗したわけでもない、経営者がボンクラだったわけでもない。ただただ理不尽・不条理な外部事象でどこも経営が溶けかけている。コロナ融資でなんとか息だけは続いているものの、このオミクロン第6波は致命傷になりかねない。資力のある会社が助けたい会社を預かる、守るのは当たり前だ。こういうソウルフル(魂のこもった)M&Aもあるのだなぁと深く感じ入った。

ソウルフル” に対して1件のコメントがあります。

  1. 片野 富夫 より:

    私が広島へ一人で行くと必ず食べる「みっちゃん」が守られて、本当に良かったです。

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