腕のいい仕事

今年は大河ドラマが面白い。三谷幸喜の脚本の「鎌倉殿の13人」。三谷作品は映画も大河ドラマも面白くて好きだ。何年か前の「真田丸」もむちゃくちゃ面白かった。今回は鎌倉時代なのに台詞が時代劇風ではなく現代風・ホームドラマ風とか言われていて、確かに他の脚本家なら崩れてしまうようなギリギリのバランスを攻めている気もするが、この台詞回しで登場人物はどれもとても生き生きとしているように僕には見え、登場人物に感情移入がしやすい気がする。やはりこの辺が三谷幸喜の「腕」なんだろうなぁ。あと、筋書きがすごくわかりやすい。彼が演劇出身というせいもあるのだろうが、いまはこれこれこういう場面ですというのがすっとアタマに入る。「複雑なこと」を「わかりやすく」、「わかりやすいこと」を「面白く」 これ僕らの仕事にも通じること。複雑なことをただ複雑に説明するならバカでもできる。いかに理解して共感してもらえるかは、ただただ説明する側の腕だ。

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