確証バイアス

休みの日もウクライナ問題を考えている。というか考えざるをえない。なにせ、これまでの秩序や常識がひっくりかえったから。それにしても独裁政治、権力体制の恐ろしさよ。ロシア、中国、北朝鮮に代表されるこれら独裁国家と西側民主国家とは凡そ相いれないものだということがよくわかった。きょうこんな記事というかブログを見つけた。「アドルフ・ヒトラーは独学の達人でした。歴史をはじめ、哲学、社会学など様々な学問を彼はすべて独学していたといいます。そして、その過程で、彼は「生存圏」という概念を紡ぎ出し、ドイツ民族の生存圏樹立のために、強者による弱者の征服が必要であるとする考え方を正当化しました。人は、いったん「これが正しい」と思い込んでしまうと、それを補強する知識や論理しか受け入れなくなります。これは「確証バイアス」と呼ばれ、まるで自分が頑丈なシールドのなかに入ってしまったような状態です。そして、そのシールドを通過してきた、自分の願望や信念を裏づけてくれる知識しか受け入れられない状態になるのです。」(脳科学者・中野信子 https://president.jp/articles/-/44408?page=1)・・・これはもう人間というものの性なのかもしれない。20年前に最高権力の座についたプーチンは20年前はもう少しまともだったのかもしれないが、権謀術数渦巻く中で20年もやっていりゃ確証バイアスの塊みたいになるのだろう。権力は必ず腐敗する。「自由」と「民主」というのはやはり僕らは命がけで守らればならない価値なのだろうと今回のことでよーくわかった。

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