揺らぐ人材立国

日経新聞がGW期間中1面で連載している「教育岩盤 揺らぐ人材立国」シリーズ。4回目の昨日は「「合格歴競争」格差を再生産 難関突破、親の経済力次第」。内容的にはいまさら驚くに全く当たらない内容。親の経済力が学歴を再生産するという話は30年前から言われていたし、経験的にもそういう感じがする。子どもにとっての学習環境や機会をできるだけ多様にかついいものをと思う親の気持ちは古今東西共通なものだろうし、いわば「本能」に根差したものだから、経済力のある親が子どもの教育にお金をかけるのは誰も止められない。本当に問題なのは、初等・中等・高等全部含めた「学校教育」の質だろうし、社会が求める人材像・あり方の多様性のほうだろう。学校を取り巻く状況は、そんなに深く知っているわけではないが、僕らの頃より相当に深刻になっている印象だ。先生になろうというモチベーションを若い人が持つだろうかと心配になる。最近読んだ記事で面白いというか、知らなったーという記事があった。昨年の8月に開催された「北の教育文化フェスティバル20周年記念 ~未来の学校を、「今ここ」から考える~」でのディスカッション記事。そこでは「学歴が上がるほど、判断力が低下している」「今の時代を知っている子どもに、昔の常識と世渡り術を教える大人」「学力は、世の中のいろんな矛盾を解決するためにある」「自分を社会の一員と思えない日本の子どもたち」「「言うことを聞け」という指導が生む、「指示待ち」の子どもたち」「よかれと思って「型」ばかりを教える教員」「学級担任制度がもたらした、学校の「サービス産業化」」等々、刺激的だが本質的な指摘が続いている。いまの学校教育のありようではせっかくの教育投資も報われないかもしれない。 https://logmi.jp/business/articles/324932

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