動画全盛の時代

遅まきながら最近つくづく思うのは、世の中須らく「動画の時代」になってしまったなぁと。僕自身は活字・紙媒体全盛の世代の人間だ。何かを知ろう、学ぼうと思い立ったら、まず「そうだ関連する本を買おう」とどうしてもなる。しかし最近ようやく「YouTubeのほうが早くね?」と気がついた。動画はあくまでエンタテインメントの世界、という無意識の刷り込みが少なからずあったのかもしれないが、例えば補助金の公募要領の概要だとか、煩雑な交付申請手続きだとか、A4の紙にして何十ページにも及ぶ内容が、YouTubeで10分程度の動画でいくらでも転がっていて、それを視たほうがアタマに入るし記憶に残る。何年前だったか受験勉強すら「スタディサプリ」のような動画で最近はやると聞いて「ほんとかよ」と思ったことがあったがそれは自分のほうが浅はかだった。発信する側もとにかく動画だ。同業者の中小企業診断士も若い人はどんどん動画をアップする。しかも早い。もう溜息が出る。自分にはそういう動画制作スキルも編集スキルもないし、「はい、どうもー!」的に動画に顔を晒して上手に解説するなんてことはオリンピックに出るくらい無理だと思う。冒頭の「動画の時代だ」ということは別にきのうきょう突然雷に打たれたように気がついたわけではないが、大企業の所属から離れ、サラリーマンという身分からも自由になり、自分の力でビジネスを顧客を開拓しないといけなくなったときに、この、三度のメシくらい普通になった動画をつくること、消費すること、行動することの大事さを改めてつくづく思うのであります。はぁ..

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