ブーメラン(続)

昨日に続き、ブーメラン話。開業して実際に活動して思うのは、いまさらながら「中小企業診断士」という人がいったい何をしてくれる人なのか、肝心の中小企業・小規模事業経営者の間であまり認知されていないということ。その点、税理士ははっきりしている。売上データや経費の領収書、銀行通帳持ち込んで試算表、決算、税務申告をやってくれる人。独占業務であるし、税金は納めねばならないものだから、会社経営には税理士は必須だ。月額報酬というビジネスモデルも税理士だから成り立っているし受け入れられている。しかし診断士は違う。そもそも名前が悪い。診断はあくまで手段である。目的は経営改善という成果だ。人に例えるなら健康が目的、そのための体質改善を助言指導するイメージ。しかしこれはなかなかおカネを取りにくい。そもそもその助言が有効かどうかわからないし、その人がその通り実践できるかどうかも怪しい。もっというと、人は「自分は健康でない」という前提をすんなり受け入れたくないのと同様、中小・小規模経営者なら誰しも自社が「改善が必要な経営体質」だということをそもそも認めたくない。こっそりダイエットに効く食品を買うかもしれないが、助言指導を身銭切ってお願いするなんて普通はない。だから、というべきか、いつしか状況が悪化し資金がきつくなって銀行あたりに駆け込んで、そこでようやく診断士にお鉢が回るというパターンが多いのだろうと思う。遅い。受け身の悪循環だ。やりたいのは/やるべきなのは、日ごろからの未病/予防の類。そこをどう切り開いていけるのか。2年前に診断士の資格をとるため、認定養成課程を始めたときはここまでわかっていなかった。そもそも資格をとることが目的でありゴールだったので、そんなことは考える必要もなかった。しかしいったんなってしまうと「診断士」という名前だけでは必ずしも商売につながらないということもよくわかった。この仕事をビジネスとして捉えるなら、当たり前だが、ターゲットはどんな人で、その人の課題・問題の解決につながるサービスをどのように定義して、人にはマネできない独自性や差別化をどのように備えて、いかに持続的に関係を維持するか。まぁ、いいい意味で、これからは資格に安住せず依存せず、振出しに戻って考えようと思うきょうこの頃であります。

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