何かあったらどうするんだ症候群

為末大さんが2日前にTwitterに投稿したこの言葉がいろいろ反響を呼んでいる。僕もみたときすぐに「なるほど」と思った。以下引用。「私たちの国は『なにかあったらどうすんだ症候群』にかかっています。この症候群は社会に安定と秩序をもたらしますが、その副作用として社会の停滞と個人の可能性を抑制します。」「予測できる未来しか思い浮かべることができず、コントロールできる範囲でしか行動できず、結果予想がきく範囲の小さい秩序を生み出す傾向にあります。」ま、ほんと、その通りだと思う。ここ数日「電力逼迫」のニュースが出てきている。真夏や真冬にエアコン止まったらマジで死ぬ。阿蘇の冬の恐ろしさはこの冬思い知った。3年前の台風19号では首都圏は大型河川大決壊の寸前まで行った。少子化はついに出生数80万人割れ寸前まできた。中露+北朝鮮を隣国に持つ我が国の安全保障環境は世界最悪だということもウクライナ侵攻が起きたことではっきりした、等々。「何かあったらどうするんだ」症候群が本当ならこの国の人々は一睡もできないくらい大変なことだらけだ。でも新聞が騒ぐだけで僕ら国民が「どうするんだ」という危機感を真剣に持っているようには思えない。思うに「どうするんだ」症候群の本質は、①自分は変わりたくない、周りにも変わってほしくない、の現状延長思考 ②こうなっているのは自分以外の誰かが悪いのだ、の他責思考 ③「どうするんだ」と人を指さすことが許される「マウントとったもん勝ち」文化 等々の複合要因だと思う。国会みてりゃわかる。野党の質問は見事にこの①~③まで具備していて、5分も聞いていると気分が悪くなるのでいつもテレビを消してしまう。クレーマー文化とでもいうのか。嘆息しか出てこない。日本は本当になんでも自由にモノが言えるいい国だと思うものの、クレーマーがはびこると、本当に考えなきゃいけないことまでがかき消されてしまう。

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