消費減退国

最近おカネを使わなくなったなぁと感じる。首都圏時代、バンバン使っていたのかというと全然そんなことはないが、それでも呑み代は毎月それなりに出費していた気がする。コロナになって本当にぱったり夜の飲食出費はなくなった。この2年半アルコールを伴う飲食は数えるほど。出費するといえば、食費とガソリン代、あとは光熱費、通信費くらいか。ここは物価が安いし野菜をときどきいただいたりするので食費は首都圏時代より2割は減っていると思う。増えたのは園芸というか庭関係か。花苗とか土とか。ミニマリズムとまではいかないが、生活はうんとシンプルになり消費意欲は減退した。これは僕だけのことではなく、たぶん齢60を超えると多かれ少なかれそうなのではないかと思う。高齢者が増えるほどに消費は落ちる。若年層はどんどん真正ミニマリズム化する。日本が長い経済停滞の状態にあるのは30兆円ともいわれるGDPギャップのせいだと解説されるが、現金を配ろうが何しようが消費が上向く感じが肌感覚として何もない。かくなる上は本当にGDPギャップを埋めるなら外国から若い移民を受け入れておカネを使ってもらう以外方法はないのではと思う。それがGDPギャップ解消の一番の早道だし、学校の先生も医者も警察官も消防士も足らなくなっている日本にはむしろ外の力が必要だ。ヤケクソでもジョークもなく本気でそう思う。

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