トランプ

FBIが先週遂にトランプの自宅捜索に踏み切り、本人がスパイ防止法違反容疑で近々逮捕されるのではないかという観測が出ている。それとともにアメリカ社会の分断が南北戦争以来の戦争になるのではないかというくらいますます先鋭化・過激化しているらしい。またひとつ世界の行く末に大きな不安材料。僕たち戦後生まれは少なし「法と秩序」の存在が何よりも優先され、その中で対話と説得を通じて合意形成する社会というものを教わってきた。それが民主主義だと。しかしアメリカ大統領になってしまったトランプは法と秩序を否定し、自分が法の上に君臨する絶対君主かのごとく振舞おうとしていたように見えた。事実、自分が選挙に負けそうになったところで暴徒を動員し議会に乱入させ結果をひっくり返そうとした。国家転覆罪や反逆罪そのものだ。しかし彼を支持する熱狂的な人間がアメリカには少なし4割もいる。アメリカの「法と秩序」は風前の灯のように見える。「法と秩序」の反対は「不信と恐怖」だ。マフィアやヤクザの世界はこれ。なのでエンドレスに裏切りと殺戮が続く。NHKの「鎌倉殿の13人」ではこのことが見事に描かれている。やるか、やられるか。機先を制し相手を潰しにかかる。もうそこには法と秩序は存在しない。強者生き残りの論理だけだ。憎むべきロシアも中国もたぶんこの世界観で回っている。いくら世界平和を訴えても、根底の価値観が違う相手とは会話も理解も成り立たない。戦後の世界は進化し前進しているかのように見えたのは幻だったのか。

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