アイスクリーム市場

仕事の都合で急に「アイスクリーム市場」をこれからしばらく勉強することになった。まだまだ中身はこれからだが、国内の市場規模だけみて驚いた。日本アイスクリーム協会のHPによればコロナ禍の昨年度、アイスクリーム市場は過去最高の5258億円であった由。夏の高温化に加え、コロナ禍でのおうち時間の増加、いわゆる「巣ごもり需要」に乗っかった結果だと分析されている。一口に5000億円と聞いてどの程度大きいのか大きくないのかピンときにくいが、市場規模マップ(https://stat.visualizing.info/msm)というものでみると、缶コーヒーとか即席めんとかと同じくらいの大きさにあたる。だとするとデカいな。しかもアイスクリームは成長市場である。2007年の市場規模は3704億円だったものが10年後の2017年には5114億円、実に年率3.3%の成長だ。これには驚いた。理由についてはこれからだが、夏の高温化だけでは説明つかない。アイスクリームは昔は子どもが食べるものというイメージだったが少子化の中で伸びているということは大人がたくさん食べるようになったということ。しかも通年商品になったということだと思う。面白い。思えば、初めて渡米して向こうで生活を始めた1990年、近くのスーパーで初めて買った「ハーゲンダッツ」に腰を抜かしそうになるくらいの衝撃を受けたのをよく覚えている。まだ日本に上陸する前だ。こんなにアイスクリームって美味しかったのか!の衝撃を32年経ったいまでも覚えているくらいだからよっぽどだったのだろう。その後間もなくハーゲンダッツは日本に上陸し案の定ブームになりラインナップは拡充し抹茶アイスなど日本人に嗜好にあうものも開発された。国内メーカーも高級路線に次々追随した。そういえばコンビニでもアイスクリームは結構スペースとっているもんな。こりゃなかなか奥が深そうな市場。もっと深掘ってみよう。

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