Happy Birthday To Me

きょうは僕の61歳の誕生日。去年は還暦という人生の一大イベント的な日だったので、カウントダウンするような気持ちでこの日を迎えたが、いったんそこを過ぎてみれば、きょうはいつもの普通の誕生日。それでもこんなに長く生きてこれたことは親にも妻にも子どもにも孫にも感謝しよう。ありがとうございます。僕が子どものころは「人生50年」という言葉はあった。実際、日本人の平均寿命の推移をみると明治大正は42歳、戦前の昭和が50歳となっている。いま考えると驚愕すべき短さだ。これは少しからくりがあって、昔は栄養も衛生環境も悪かったので子どもの死亡率が非常に高かったことが影響している。大人がみんな40、50で死ぬわけではないみたい。それでも70まで生きれば長生きの類だったに違いない。社会人になった1984年当時は定年は55歳だった。やはり、それも会社辞めて年金のもらっていきてもせいぜい10年、15年のいう前提があったから。しかし、いまは定年という概念も怪しくなって、なんだかんだ65歳や70歳まで働くことが世の中の当たり前になってきた。自分が何歳まで生きるのか考えても詮無いことだが、普通にいけば結構時間はあることになる。体力も記憶力も確実に日々衰えていくことは実感しつつも、社会と関わって何か一生懸命になれるアジェンダというか仕事があるってやはり大事だなぁと思う。きょうもこうして仕事ができているのは、これまでの人生で関わってくださったみなさんのおかげ。そのことに深く感謝したいと思います。