貨物新幹線

昨日は鉄道150年の日。鉄道100年は1972年。記念切手が発行され当時切手収集にハマっていた小学生の僕はそれらの切手をしっかり買った思い出がある。あれから数えても50年。新橋-横浜のわずか30キロでスタートした鉄道がいまや全国を結ぶ網の目ネットワークに。特に首都圏の相互乗り入れのネットワーク効果は目覚ましく、どこからでもどこにでも行ける。「ネットワーク効果」の意味と恩恵をつくづく思い知らされる。そんな中、きのうラジオのトークで「貨物新幹線」ということが検討されていると知った。国交省が設置した「今後の鉄道物流のあり方に関する検討会」が最近発表した中間とりまとめで「貨物専用車両による高頻度の大量高速輸送を実現できれば、我が国の物流においてイノベーションを引き起こす可能性」があるとして、その実現の可能性を探る方針が盛り込まれた由。よいではないか。素晴らしい。このコロナ禍で大概の仕事はzoomで事足りることが証明された。これからは出張は厳選される。ローカル線の存廃が150年たって深刻になっているように、利用者の減、保守メンテコストの増大等々によっていつの日か新幹線も存続の危機を迎えないとも限らない。この先人からの偉大な資産を有効活用するには、貨物新幹線は絶対切り札だと思う。

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