ボリュメトリック映像
ソニーが熊本にCOMSセンサーの新工場を建設するという驚きのニュースが飛び込んできた。場所は現在の熊本工場が立地する菊陽町のお隣合志市の工業団地。どこだろ。いずれにしてもTSMCのすぐ近くだ。TSMCの周辺に装置や半製品やセットや研究施設や、半導体周辺の産業が集積するということが早くもひとつ形になってきた印象。10年後は本当に熊本東部地区は日本や東アジアのモノづくりを牽引する場所になるかもしれない。戦後ずっと続いてきた九州=福岡一極集中の構図にも地殻的変化が出てくるかもしれない。それはともかく、スマホ向けCMOSセンサーは既に熊本工場でつくっているから、新しい工場って言ってもいったい何つくるんだろう、プレステの新しいの?と思ったら、記事には「ボリュメトリック映像」というキーワードがあった。多視点のカメラの映像を合成してバーチャルなリアル空間?をつくって誰も見たことがない自由視点の映像をつくりだすことができる。今年の春に日テレがつくったと思しき巨人阪神の試合の映像はすごい。スポーツの臨場感爆上がり。これならおカネだしてでも見たい。W杯で話題になったVARも進化する。もう人間の審判は要らなくなるかもしれない。ソニーの理念は「クリエイティビティとテクノロジーの力で世界を感動で満たす」だが、この理念実現に絶対必要な投資ってことだろう。スマホの部品仕事を拡大するのではないはずだ。