トヨタの新リーダー

トヨタ自動車が昨日突然社長交代を発表した。1992年(平成4年)入社、エンジニア畑の53歳。長身痩身のイケメン。颯爽とした印象。しかし随分思い切った人事だと思った。豊田章男社長はこれまでも創業家にしか、この人にしかできない思い切った決断を次々してきた印象だが、最後の最後、こうきたかと思った。いまから30年前、ソニーも末席の平取だった出井さんをゴボウ抜きで社長に抜擢し、結果いろいろ紆余曲折はあったが、出井さんが育てた人たちが品川のコテコテのモノづくり会社だったソニーをグローバルエンタメ企業に刷新した。社長人事は会社を変える。NHKの会長人事とは違うのだ。新社長抜擢の理由について豊田社長は「まずは若さ。クルマが大好き。これが最低条件」「(佐藤氏は)トヨタの思想、所作、ワザを身につけようと努力してきた人」「商品を軸にした経営をしてくれる」と発言したと報道されている。明快だし豊田社長の思いがよくわかる。惚れたんだな、きっと。こんなイケメンでさわやかな人が日本のトップトップの会社のリーダーになる日が来たのか。リーダーの慢性不足のこの社会になんだか新しい風を感じる。大いに期待、だ。

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