逆転サヨナラ!
WBC準決勝は日本代表が歴史的な逆転サヨナラでメキシコに勝利、明日はアメリカと決勝戦ということになった。運悪くというか、試合の最中は広島から自宅への帰り道。吉田の3ランで追いついたがすぐに2点離され山川の犠牲フライで1点差、あたりで新幹線が熊本駅に到着。そこからクルマで移動、車中でプライムビデオの中継をスマホでかけて耳で聞きながら移動。一昨日は新幹線に乗り遅れるほどあんだけクルマで道が混んでたのに、きょうの道はスカスカだ。結構な降雨という天気のこともあるが、いやこれは絶対みんなが家でテレビ観戦からだ。特に熊本は村上の出身地。彼の活躍を期待する県民感情からすればこれは当然だ。おかげで自宅に向かってひた走る帰路は順調そのものだったがその最中の逆転劇。耳はずっとスマホの音声に集中していて正直どこを走ったか覚えてないくらい。危ない危ない。それにしてもきょうの村上はいつもに増して絶不調だった。どの球も打ちに行って身体が反応していて正直球筋が見えていない印象だった。チャンスでことごとく三振。よく似た高校球児の弟が打席に立っているのではと思うくらい別人だった。ネットではお決まりの罵詈雑言が飛び交い戦犯扱いのムードだった。その最後の最後、1点差のノーアウト1,2塁で村上に打席が回ってきた。最初、ここで代打出されるのかなと思った。少なくともバントで2,3塁にするのかと思いきや栗山監督は不調村上に強打の指示だった。そして走者一掃の大二塁打、日本中を感動の坩堝に陥れた。凡打やゲッツーなら準決敗退、終わりの場面。よくまぁ強打の指示をだしたものだ。結果が出てなければ村上はもちろん采配も猛批判される。村上の選手生命にも下手すりゃ響きかねない修羅場の一瞬だったが、栗山監督の選手を信じるというのは並大抵のレベルではないのだということがよくわかった。これで3大会ぶりの決勝進出。明日はきっといい日になる。