緊迫した朝
もうすぐ朝ドラが始まる午前8時前、突然テレビの画面が切り替わりJアラートが発出された。アナウンサーが緊迫した声で、弾道ミサイルが午前8時に北海道付近に着弾する恐れがあるので北海道の人は直ちに地下に避難してください、と呼びかける。津波警報級の緊迫したトーンだったし内容だった。NHKだけではなく民放各局も通常放送を中断してその情報発信だった。NHKはちょうどローカルニュースの時間だったが、それを突然強制中断してJアラートに切り替わった。その強制的なスイッチングの指示や命令はNHKの中でいったい誰が下すんだろうと僕的には興味深かったが、それはともかく、その後10分くらいして、訂正情報として着弾の恐れがなくなったというアナウンス。え?誤報だったってこと?いずれにしてもここまでの緊迫アナウンスがあったってことは単に「すみません、間違ってました」ってことはさすがにないはずで、きっとそうさせる「何か」があったんだろうなぁ。続報を待ちたい。それにしても北朝鮮はまさか朝ドラやあさイチがきらいでそれを邪魔したいわけではないだろうが、ここんところ決まってこの朝の時間帯にぶっこんでくる。日本の対応もまるで定型文のように「外交ルートで抗議しました」を繰り返すばかりでまるでゲームになっていない。国連常任理事国のひとつのロシアが西側を核で恫喝するという世紀末的状況でもはや国連は死んだも同然、機能しない。国際秩序は無法状態になり、北朝鮮はこの状況を最大限利用している。何をやっても制裁されないのでもうやりたい放題。結果、日本の安全なはずの朝の生活が翻弄されている。どうしたらいいんでしょうね。もう何年もこの国をうまく抑止できていないということが既にひとつのメッセージになっている。もうあと2年で戦後80年になろうとしているが、それまでとは本当に違う安全保障環境に僕らは放り込まれ生きているのだと思わざるをえないきょうの出来事。