広島サミット

故郷広島できょうからG7サミットが開かれる。午前中、平和公園で岸田首相が各国首脳の到着を受け入れるシーンをちらっとテレビ中継で観たが、やはり感慨深い。とりわけ、バイデン大統領の車列が100メーター道路と僕らは呼んでいる平和大通りを通る様子はなんかジーンときた。いうまでもなく広島は人類最初の被爆地として戦後その名を広く世界に知られている町だが、その広島が世界の政治ショーの舞台になる。世界の目が注がれている。素直にすごいことだなぁと思うし誇らしく思う。同時に、G7のリーダーたちが原爆資料館をみるのも本当に意義深い。昔は被爆の悲惨さを伝えようとするあまり蝋人形館のようなおどろおどろしい、恐ろしい、あまり行きたくない場所だったが、数年前にフルオープンした新しい資料館はプレゼンテーションが洗練されていて、本当に被爆の実相が伝わる。世界に中国やロシア、北朝鮮のような国がある限り西側に抑止力としての核は必要。でもそれをいかに使わない、使わせないかは人類存続のための共通認識だ。西側リーダーが一堂に揃ってせいので資料館を訪れるなんて、こんな奇跡、今後も絶対にない。まさに世界の歴史に刻まれる日になる。それは僕も元広島県人のひとりとして素直にうれしい。

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