離婚件数

昨日、あるところで「3組に1組は離婚している世の中だから」というフレーズを耳にした。ん?そんなに多かったっけか。てか、本当にそうなら、うちか両隣のお宅かのどこかが離婚してなきゃいけなくなる。離婚したくなるくらい仲がどうかはお宅の中まではわからないが少なし「3組に1組」が離婚していうほど離婚がブームになっているという認識はなかったので調べてみた。日本の離婚はここ20年では意外にもずっと数的には下がっていた。2002年に離婚は29万件とピークをつけたあと右肩下がり、令和3年では18万件と実に4割近くも下がっている。婚姻件数も下がっていてだいたい年間60万件くらい。3組に1人というのは、離婚件数VS婚姻件数が20万件対60万件という対比から来てるみたい。昔はそれこそ婚姻件数は100万件を超えていたから、ずっと連れ添った夫婦の3組に1組が離婚しているというわけではなさそう。安心したぁ。歳いくと離婚による年金の損得という計算が加わるのでおいそれと離婚というわけにはいかない。逆に若ければ出直しがきくので即決断というパターンは多いのかも。肌感覚で3組に1組という実感はむしろ若い人にはあるのかもしれない。離婚はそれぞれの「大人」の決断だからまぁいいとして、下がりつつあるとはいえ、この2000年をはさんだ日本史上空前の規模の離婚件数はそのまま片親によるこどもの養育問題を生んでいるわけで、改めて深刻だなぁと思う。少子化する中での片親率って3組に1組じゃないけど結構な数になるのかもしれない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です