スマートハウス×EV

早いもので1年の半分が終わりきょうから7月。昨日から今朝にかけて九州北部はひどい雨だった。線状降水帯も発生した模様。こういうときは家にいるに如くはなし。そんな中、一昨日木曜日の日経新聞1面には驚いた- 「ヤマダ、三菱自EV販売 家電店で 修理・車検まで完結」そうか、そりゃそうなるよなぁ。いずれ、ヨドバシカメラを始め家電量販店は必ず参入してくるだろう。EV車を店頭売りしたって売れるはずがないが、記事によれば、「ヤマダの従業員が法人向け営業や店頭での販売を担う。EVだけでなく、充電設備もセットで提案し、ワンストップで顧客企業がEVを導入できるようにする。」要するにヤマダ自身に将来売りたい/実現したいものがあるわけで、それはスマートハウス。住宅や太陽光発電システムなどと組み合わせてEVから電力を供給し家電をネットでつなぐ、システムというよりは新しい生活様式を売りたいんだな。それはすごく説得力あるし魅力的。おうちで1日に使う電気はいまの時期だと10kWh。EVのバッテリー容量は車種によって異なるが、近ごろ人気の日産「サクラ」だと20kWhだが、ハイエンドになると90kWhくらい。バッテリーの進化でこの容量は確実に上がる。ということは、もし災害等で停電しても、夏場の1週間程度の電気をEVに貯められるということで、深夜電力料金を活用してどんどん夜中に電気を貯めてクルマに乗らない平日の昼間はその電気を家庭で使うというのは理に叶う。経済的だ。電気のオフピーク対策にもなる。そのときクルマと家庭内配電とをつなぐ仕組みがいる。ヤマダはそこを狙っている。EV化が進展すればこれは結構大きな需要になると思う。日本もそろそろEV化が期待できる雰囲気になってきた。

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