腸活

昨日生まれて初めて「an・an」をコンビニで買った。目黒蓮のファンでもなければ女性誌購読の趣味があるわけではない。買ったのは顧問先の気仙沼「丸繁商店」さんが「腸活特集」で広告を出しているから。すごい。「メジャーデビュー」だ。雑誌社からお声がけがあったらしい。それもすごい。丸繁商店さんと出会ったのはもう4年も前。今は社長となられた小野寺薫さんが気仙沼市が主催の経営者人材育成塾の3期生として参加されていた。僕はメンターとしてその塾に参加していた。小野寺さんの卒塾の発表は秀逸だった。スーパーでどちらかというと地味で目立たない、知名度も全国的にはイマイチの「めかぶ」を腸活商品として世界に羽ばたかせたい。そんな内容だった。本格的に関わるようになったのは2年前。以来、他社とのコラボクラファンやったり、「経営革新」の宮城県の認定とったり、補助金の申請をお手伝いしたり、ウェッブマーケティングの専門家を紹介したり、いろんなリソースを探し出して伴走してきた。人の「常識」や長年定着した行動様式ってなかなかそう簡単に変化するもんではない。理念を高く掲げても現実には分厚い岩盤が立ちはだかる。ローマは1日にして成らず。そんな当たり前のことを伴走しながら僕のほうが学ばせてもらっている。小野寺さんがえらいなぁと思うのは本当にあきらめない。コツコツ諦めずに挑戦を続ける。そんな人をやはり天は見捨てない。最近徐々にいい風が吹いてきた。先月は名古屋のテレビ局が「めかぶを毎日食べてるとガタ食いしても太らない」という実験を番組にして放送したらしく、個社名も出ていないのに放送後注文が丸繁さんに殺到したらしい。そしてこの腸活特集。世間がだんだんこのスーパー食品の価値に気がつきだした。いいぞ、その調子。このプロセス自体が何やら腸活と似ている。

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