偉大すぎる友だち

きょうでウクライナ戦争が始まって100日らしい。ここに来てトルコの動向が俄然注目されている。ここに来て、というよりトルコはずっと台風の目だ。スウェーデン、フィンランドのNATO加盟のキャスティングボードはトルコが握っている。ウクライナに提供されたトルコ製ドローン攻撃機「バイラクタルTB2」はロシア劣勢の戦況に大いに貢献した。このドローンはエルドアンの娘婿でMITのMBAホルダーがやっている事業らしい。トルコ×MBAで思いだすのは、30年前、ノースウェスタン大Kellogg校に留学していた友達のこと。アリ君と呼んでいた。トルコで有力な輸入車販売事業のご子息で、人格円満、包容力のあって賢くて、大好きな友だちだった。家にも招いたし、ターキッシュレストランにも行った。カブスもいっしょに観に行った。うちの息子のベービーシッターをお願いしたこともあった。トルコが概して日本人フレンドリーであることもそのときよくわかった。シルクロードの時代からアジアとヨーロッパの結節点にあって、ヨーロッパなのにアジアの感覚で会話できる。人から感じるお国柄というのは大きい。そのアリ君。卒業後しばらく音沙汰というか行き来はなかったが、10年くらい前に衝撃の事実を知った。彼はその後政治家になり、エルドアン内閣の国務大臣副首相になっていた。あのアリ君がトルコの副首相!一度、トルコ大使館にメールを書いた。しょうもない内容だったと思うが、その後1週間くらいして大使館から返信がきた。「副首相は貴殿のことを懐かしく思っており、是非機会があれば会いたいと申しておられます。」うれしいかったが、ドン引きもした。もう直接会話できる相手ではないのだ。その後、アリ君はエルドアンとは価値観を共有できないとして袂を分かち辞任、独自の政党を立ち上げ野党党首として活動中らしい。それもすごい。NATOにいながら権威主義国家のふるまいのエルドアン・トルコ。きっとそれもいつかアリ君が救ってくれる。

https://www.jpedia.wiki/blog/de/Ali_Babacan

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