参院選
参院選は自民党の圧勝で終わった。元首相暗殺という衝撃の中で最後は弔い戦の色もあってこの結果は全く予想できた。弔い戦の効果か、投票率は50%を少し超えたらしい。ま、それでも50%だ。有権者の約半分は投票していない。34歳になる長男と過日電話で話したときに、投票する先がない、政治家は信用できない云々愚痴を言っていた。その気持ち、よくわかる。実際にそうだし。しかし、政治家は国民のミラーイメージ。あれは僕たち国民の姿そのものだと思うようにしている。僕たちが変わらねば政治家も変わらない。選挙前に、あるFB友達介して面白いサイトに行きついた。「投票マッチング」というもので、安全保障やら物価高やら選択制夫婦別姓やら、20項目もの質問に自分の考えを回答すると、自分の考えと近しい政党をレコメンドしてくれるというアプリ。実際にやってみたら、自分が関心のあるテーマには即答できるが、「そうでないテーマ」は答えづらいという、当たり前だが気づきがあった。もっと面白かったのは、各テーマでやはり本当に国民の考えは多様というかばらけているということ。もっというと、放っておけば何も決まらないということでもある。だから政治はリーダシップ、ものごとを議論して、最後は方向性を出す、決めていくということが大事だと、改めてこんなアプリに教えられた気がした。投票率が9割とかになったら、選挙ももっと違う勢力図になる気もするし、個別の政策テーマももっと議論が活発になるはずだ。投票率50%のくせにブーブー言うんじゃねぇよ、と政治家に言われる前になんとかせねば、だ。