よき学び

昨日一昨日と週末をフルに使って福岡でセミナーを受けてきた。プロのコンサルをこれから目指す、あるいは僕のように始めたばかりの駆け出しの人が、10年20年それ以上のキャリアで成功している先輩診断士の体験談、苦労話、秘訣を聞くという企画。1人2時間×6人の延べ12時間の濃い内容だった。開業して1年、なかなか人に聞けない質問や人に言えないない悩みもある。そんな「あるある」な課題にどんぴしゃハマった企画で、今回受講して本当によかったと思った。一つ大きな学びだったのは「自分の時間単価は自分で決めろ」というメッセージだった。僕らは時間を売上に変換する稼業だ。時間は有限。限られた資源である時間でいくら売り上げたいのか。こればかりは千差万別、自分で決めるしかない。僕らが中小小規模事業者さんに日ごろから計画を立てましょうと言ってる基本のことが自分に当てはめるとちゃんと基本をやっていないということだ。恥ずかしい。本当に時間は有限だ。還暦を超えて、もう若い時のように無理も無茶もできない。健康維持や家族との時間も大事だ。自分のライフステージに見合った「働く時間」がある。その時間を最大限価値に変えていけばいい。いわば絶対基準。人と売上を比較して悔しがったり自慢したりすることでは決してないということがスッと腑に落ちた。思えばサラリーマン時代は時間単価なんていう概念すらなかった。給料の絶対額が問題だった。これからは時間の絶対量をまず決めることが大事だ。その時間をいかに使ったかをしっかり記録することはもっと大事だ。自分なりのワーク・ライフ・バランスを探求するいいきっかけになりそうだ。