ジョハリの窓

最近、大変有用な概念というかフレームワークのことを知った。「ジョハリの窓」 -- 自己分析をしながら他者との関係を知ってコミュニケーションを模索する心理学モデルなのだそうだ。多くの場合、自分のことは自分が一番知っていると思い込んでいる。しかし実際には自分のことゆえに見えないが他者の目には明らかにみえることが多い。自分と他人の認識のズレを理解し、自己への気づきを促し、コミュニケーションの円滑な進め方を模索するためのいわば自己分析ツールなのだそうだ。非常にシンプルだが奥が深い。自分のことに当てはめてみると、サラリーマンから独立開業への全く生き方働き方が違う領域に足を踏み入れ、自分が知っているはずの自分は狭いというか古いというか何か旧式のものに感じることが多い。むしろ自分は人にはどう見えているのか、自分には必ずしも気がついていない強みや弱みを他人の目から指摘・フィードバックしてもらえるのはありがたい。自己を開放、オープンにすることで自分の(狭い)世界を広げる、未知の自分を切り開くすごく有用なフレームワークだ。また、これは中小企業支援にもそのまま使える。自己変革ってなかなか独りではできない。他者の目を通して盲点に気づく。自社の秘密を開示することで共感を呼ぶ、仲間を増やす。日頃説いていることそのままだ。伴走する側にとっても伴走支援とは何かの本質がそこにあるように思う。早速明日からこのフレームワークを使ってみよう。

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