災難
昨日は災難な日だった。夕方わんこをさんぽに連れて出て家に帰る途中、公園内で5メータ以上向こうでベンチに腰掛けていた老人とその飼い犬の柴犬。飼い主本人曰く「ボーっと」していて、突如駆け出した柴犬のリードを離してしまい、突進してきた柴犬にうちのわんこが襲われ咬まれてしまった。驚いて身を挺してうちのわんこをかばったがかばいきれず10ヵ所程度かまれてしまった。時間はちょうど日の入り前で動物病院も締まっている時間だったが、とにもかくにも病院に駆けつけ急遽診てもらった。消毒と抗生物質の注射をしてもらうなど処置を施した。なんとか一命はとりとめたものの、柴犬は気性が荒く身を挺していなければ致命傷与えるまで咬んでただろうと。下手すれば自分も咬まれていたかも。動物咬傷は油断できない。牙が深く食い込み感染症を起すらしい。一晩経って小康状態だが傷が痛むのかじっとしている。昔は犬嫌いだった。犬を飼い始めたのは11年前。いまも「犬は好きではない」を自認に公言もしているが、11年も同じ屋根の下で暮らせば家族も同然。面倒くせぇと言いつつ毎日世話をしていれば情も移る。そんな家族の一員が目の前で襲われ傷ついたことに少なからずショックを受けてしまっている。加害犬のリードを離した飼い主は「不注意でした」では済まされない。わんこの傷が癒えるまではとてもそのじいさんを許す気になれない。こんな強い感情がわんこを巡って自分の中に湧いてくるのは意外だ。そんな気持ちで見た今朝の朝ドラは余計に辛い感情をもたらした。愛するものが傷つき、ましてや命が奪われるということは本当に辛いこと。であればこそなおさら、どんな小さなことでも自分が加害のほうに回っては絶対にいかんということも改めて強く認識した。特にクルマの運転は本当に要注意。