台風一過

7月末から沖縄に大きな被害と混乱をもたらした台風6号がようやく日本を抜け去っていった。昨日は九州は終日厳戒態勢だった。僕も仕事の予定をキャンセルしたりオンラインに切り替えたりして自宅待機する態勢をとった。当初、当地を直撃するコースが予報されていたが、幸いにして、というべきか、結果、進路は大きく西方にずれ、西の海を北上していった。数百キロも西を北上しているのに、それにしては結構風が強かった。やはり大きな台風だったのだ。あんなのが直撃していたら大変だった。台風が過ぎ去ったことを台風一過といって晴れわたる空が広がるはずだが、外はどんよりジメジメしている。まだ残りっ屁のように南から湿気を連れてきているんだ、きっと。昔、といってもほんの10年くらい前までは台風が来ても意外にたいしたことない、というケースが圧倒的だった。新幹線が運転休止を前もって予告するなんてことはなかった。しかし今じゃちょっとしたことでも必ず止まる。行政から住民ヘの事前避難の呼びかけも結構徹底してきた。台風が来るとなったら仕事も休んだりするようになった。人々の台風への意識と行動が変わってきた。それもそのはずで、温暖化の影響がどこまでかは知らないが、台風は確実に大型化、狂暴化しているし、台風が連れてくる雨も毎回大量で、都度必ずどこかで水害、土砂崩れの被害をもたらすようになった。大量の湿気とともに南の海から吹き上がる風が日本海側にすごいフェーン現象をもたらすのも特徴。きょうは青森で39℃予想らしい。どうかしている。九州は台風銀座。毎年何個か近くをかすめていく。射的の的になった気分だ。いずれ玉に当たっちまう。今年はあと何個くるだろうか。

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