退院

月曜日から入院していたうちのわんこが昨日退院して久々に帰ってきた。8月3日の夕方、僕がさんぽに連れてもうすぐおうちという場所で、柴犬が猛然と襲い掛かってきた。飼い主のじいさんが、本人いわく「ボーっとしていて」、柴犬が駆け出したときリードを離したのだ。一瞬気づくのが遅れてしまった。身を挺してうちのわんこを庇ったが、何か所も咬まれてしまった。すぐに10キロ離れた動物病院に時間外で駆け込み消毒等の応急措置をしてもらいその後も毎日通ったが週末に咬まれたところが傷が深く化膿が進んで一時は瀕死の状態になった。月曜日朝一に手術ということになり、皮下に広範囲に広がった膿んだ組織を掻きだすという手術を行ってなんとか一命をとりとめた。身体の右半分がほぼ剃毛され、大きな十文字の縫合跡が残ってしまった。しかしなんとかようやく元気を取り戻してきた。誰よりも犬を愛する妻はこの1週間生きた心地がしなかったらしい。当然だ。僕は子どもの頃から犬が「嫌い」だった。11年前にこの子が来てからは「あまり得意ではない」に進歩した。今回のことで、やっぱ大事な家族であることが改めてわかった。大事なものが傷ついたときの痛みというものを今回の件で思い知った。それにしても犬の牙は怖い。下手したら庇った自分が咬傷沙汰になっていたかもしれない。こちらに何の落ち度もないのにこんな目に結果的に遭わせた柴犬とその飼い主をいまだに許す気になれないし謝罪を受け入れる気にもならない。翻って、加害/被害は紙一重。僕だっていつなんどき「不注意」で加害側に回るやもしれず。特にクルマの運転なんてその類。絶対に加害側に回っちゃいけない。つくづく肝に銘じた。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です