インフレ×USA

アメリカの消費者物価が31年ぶりの上昇率になったらしい。デフレ、デフレでもう数十年経つが、「インフレ」という話はほんとに久々に聞いた。コロナで鬱積したモノへの需要が高まり対し、港湾施設の混雑やトラック運転手の不足といったサプライチェーンの混乱に加え、折からの原油高騰でガソリン価格が大幅に上がったためだと説明されているが、きょうの日経でも結構深刻さが伝わるニュースが。「(FRB首脳は)FRBが「一過性」と表現する高インフレを「いずれ消える雪」に例えて、「1週間は降り積もると予想される場合は早めに行動し、歩道の雪かきや道路の除雪をしたほうがよい」と指摘。「私にはインフレがしばらく降り続ける大雪のようにみえてきている」と語った。」インフレは政権を直撃する。思えば、1年前はトランプ・バイデンの一騎打ちだった。辛うじてバイデンが選挙に勝ち、トランプをホワイトハウスから駆逐した。そう思ったのもつかの間。このインフレでバイデン政権は大変な不人気に追いやられている。インフレが長引けば、共和党にまた政権が渡る。そして戻ってくるのは「あいつ」だ。いったいアメリカはどうなっていくのだろう。政権が赤から青、青から赤に変わるたびに、政治の根幹が完全に書き換わってしまう。このアメリカの不安定さこそが、世界の最大の危機だっと思う。

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