わくわくみらい

用事あってほぼ毎日のように熊本空港近辺に行っている。自宅の阿蘇から熊本空港まではクルマで35キロ、45分。北側復興道路の開通でアクセスは各段によくなった。対して、熊本市内からは、距離にしてたかだか20キロ内外なのにバスで1時間近くかかる。致命的だ。思い起こせば、福岡という町は、戦後すぐは広島よりも北九州よりも小さな町だったのが、戦後の米軍基地返還をきっかけに福岡空港という民間空港を手に入れ、ペガサスように東京からの基軸都市の地位を手に入れあっという間に駆け上がっていった。九州はどこでも東京からの時間距離が決定的に重要だ。さらに福岡空港は新幹線博多駅から地下鉄で5分という考えられない地の利がさらに空港としての価値を押し上げた。熊本空港はその点で決定的に欠けている。今、県では、鉄道アクセスを真剣に検討中だ。路線はほぼほぼ絵のようなことで決まりのようだ。何年かかってもこれは是非是非実現してほしい。TSMCの進出をきっかけに、熊本空港周辺には、にわかに、ワクワクが満ちてきた。10年後のこの辺はどんな風景だろうか。本当に楽しみでならない。

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