なぜ

朝から衝撃ニュースだ。神田沙也加が自殺した。まだ35歳。うちの子らとほぼ同世代。ディズニーの「アナ」役は傑出していた。歌も声も素晴らしいものだった。才能にあふれる人だと思った。本当に惜しい。あってはならないことだ。どんなことがあってこうなったのは知る由もないけれど、世界には自殺を教義で禁じている宗教が多く、無宗教の国ほど自殺率が高いそうだ。(出典:日経Gooday30+ )また仏教は自殺を明確には禁止しておらず、「極楽浄土」「輪廻転生」といった思想が自殺を誘発する可能性があるそうだ。また日本はいわゆる「切腹文化」の名残で自死をもって責任を取ることへの称賛や憧れのようなものがあるとその記事では書いてある。どれもなるほどなぁとは思うけれど、あれだけ努力して成功して賞賛され、抱えている目の前の仕事があって、その先も仕事があって、ファンがいて応援してくれる人がいて、それで突然この世からパッと消え去る理由はなんだろうか。自殺は周りの今を生きている人にも静かに長くボディブローのようなダメージを与える。心配だ。歳に関係なく「生きづらい」としきりに言われる時代になった。戦後の75年は人類史上おそらく一番平和に健康に豊かに人間が生きられる時代になったのに、なぜか自殺が増えていく。なんかとても落ち込む日曜日の朝。

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