セメント町

連日寒い寒い阿蘇から暖を求めて、快晴のきょうはクルマで一路東に向かい、豊後水道を望む佐伯市に出かけた。そこで食べた海鮮ランチが超絶美味しかったのはいうまでもないが、もっと驚いたのはその帰り。津久見という町を通った。津久見といえば昔甲子園の強豪校津久見高校がある場所というイメージしかなかったが、リアス式の小さな小さな町にはとても巨大な工場があった。それはセメント工場。そして通りには「セメント町」の表札が。セメント町…そのまんまやん。海に迫る山にはとても巨大な石切り場があり、その山から海まで石灰岩を運ぶためであろう長大で巨大なベルトコンベアが敷設してあった。もうセメント製造に特化した巨大システムのような町だった。津久見市の観光協会のHPではこの巨大な石灰岩の山は江戸時代に発見され採掘が始まり、大正5年の日豊本線・臼杵-佐伯間の開通を機に、さらに飛躍的に生産が増加、近代の日本の発展に大きく寄与してきたと。いまも日本屈指の生産量を誇るそうである。九州は、明治の石炭、林業、昭和の製鉄と、常に日本の近代化を素材の面で支えてきた。ひとつの素材の時代が終わってもまた新しい素材にダイナミックにシフトして日本の産業を支えてきた。そしてついに半導体。熊本に世界有数の半導体工場ができる。このダイナミズムを支えているのは良質な人材であろう。すごいなぁ九州。

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